「指示が入りにくく注意されても同じことを繰り返してしまう子の対応について」 小学1年生男児についての事例でした。
保護者の方は、どうしたら指示が入るようになるか悩まれていました。検査結果から、言葉を聞く力より、覚える力が弱いことが分かりました。よって、噛み砕いた言葉を使い、短めの指示を出し、できたらすぐに褒めるとよい、とアドバイスいただきました。また学習面でも、配慮がある方がよいとのこと。配慮の例としては、2〜3年下の年齢の課題を使用し、絵と言葉を併用して短い時間で指導する、発表や発言は時間をかけて待つ等です。
しかし、配慮するだけでなく、同時にコグトレなどの教材を使ってトレーニングすることも必要とのこと。特に年齢が低いうちは、トレーニングすることにより成長も期待できるので、配慮とトレーニングのさじ加減が難しいと伊丹先生がおっしゃっていました。