「こだわりなどの特性をもつ児童の思春期に向けての取り組み」小学校5年生男児について事例を検討しました。
さまざまな活動に意欲的に取り組まない時は、その活動を本人にとって楽しい活動にすることが必要です。事例の方はゲームが好きで、ゲームをして過ごすことが多く、ゲーム以外のことを積極的にやりたがりません。これを改善するためには、ゲームを超える楽しみをつくることが鍵となってきます。親も楽しめる趣味をもち、親が楽しんでいる姿をみせ、ゲーム以外の世界を広げることも作戦の一つだと思います。
20歳までは子どもなので、ゲームの時間や生活面で親が口出しをしてもかまいません。
ただし、指示は肯定的におこない(×廊下を走らない。〇廊下は歩きます。)叱るときは、人格ではなくその行為を叱るようにします。(例:約束の時間を過ぎてもゲームをしていることが、お母さんは許せない。)
支援はトライ&エラーがつきものです。日ごろから支援している保護者、支援者さんたち、自分自身にもご褒美を与え、活力としていきましょうね。